―いねむり どくしょ―

毎日読んだ本の紹介と感想。気に入った本には★、とても気に入った本には★★をつけています。しばらく絵本のレビューが多めかも。
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あ・あ (三浦太郎)
三浦 太郎
童心社
(2013-12-10)
コメント:わかりやすくてあたたかい絵と、ちょっと不思議な2文字の単語が並ぶ、まだ言葉を話せない赤ちゃんの世界の絵本。

JUGEMテーマ:読書

 

『くっついた』などの名作で知られる作者の、ちょっと不思議な絵本。

 

赤ちゃんのお喋りは「あうー」「まんまんまー」といった喃語を話すところから始まり(意外にも「ばぶー」とはあまり言わないんですよね)、

やがて子音がひととおりうまく発音できるようになると、宇宙語のような、何を言っているのかわからない謎の言語へと変化します。

その後少しずつ大人にも聞き取れる母語を話すようになるのですが、この『あ・あ』という絵本は、まさに喃語から宇宙語、そして母語へとお喋りが上手になっていく過程を描いた絵本です。

 

各ページには、表紙と同じようなほっこりと可愛らしくて優しいタッチの大きなイラストと、ひらがな2文字が並びます。

たとえばお手手のイラストに添えられているのは、「て・て」の2文字。

お耳のイラストに添えられているのは、「み・み」の2文字。

 

これだけなら、なあんだ日本語じゃんという感じですが、靴のイラストに添えられているのは「く・く」。

まだ「く・つ」と上手に発音できないんですね。

さらに幼児語や、なぜこのイラストでその文字? と思うものもありました。

作者の解説によると、どうやら娘さんがあかちゃんだった頃にお喋りしていた言葉を書き出して作った絵本なのだそうです。

だから意味のわかる言葉も、その前の何語なのかよくわからない謎の言葉も交じっているのですね。面白い。

 

 

言葉を理解しはじめたくらいの赤ちゃんと読むのにぴったりだと思いました。

まだお喋りはできない、または上手ではない頃に、イラストを見ながら「これは手だよ」「耳だよ」と教えるのもいいし、

逆にイラストを頼りに赤ちゃん言葉の不思議な世界を自分なりに通訳してみるのも面白そう。

赤ちゃんの喃語・宇宙語はその子によって違うらしいので、この絵本を読めば赤ちゃん言葉の意味が絶対わかる! とまでは言えませんが、

なにか手掛かりになるかも……と思うとわくわくしませんか。

 

『あー・あー』という続編も出ていますので、ぜひ2冊セットでどうぞ。

 

それにしてもたった2文字の言葉を丹念に集めたというところがとてもいいですね。

絵本作家ではありませんが、私も今だけしか聞くことのできない赤ちゃん言葉をメモしておきたいなあと思いました。

何年か、何十年か経って見返した時にきっと懐かしくなると思うから。

写真だけでは残らない言葉の世界、丹念に記録しておきたいものです。

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