―いねむり どくしょ―

毎日読んだ本の紹介と感想。気に入った本には★、とても気に入った本には★★をつけています。コメント・トラバはお気軽にどうぞ。
のんびり更新しております。
<< December 2019 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
 
PROFILE
RECOMMEND
レインツリーの国 (新潮文庫)
レインツリーの国 (新潮文庫) (JUGEMレビュー »)
有川 浩
読了。すっごく楽しいひとときでした。伸とひとみの会話に悶絶。近いうちに感想書きたいな。
RECOMMEND
わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)
わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫) (JUGEMレビュー »)
カズオ・イシグロ
読了。昨年読んだ中では一番よかった作品。時間を見つけて感想書きます。
RECOMMEND
図書館戦争  図書館戦争シリーズ(1) (角川文庫)
図書館戦争 図書館戦争シリーズ(1) (角川文庫) (JUGEMレビュー »)
有川 浩
読了。軽く読めて面白い。感想はちょっと時間かかるかも。
RECOMMEND
昨日は彼女も恋してた (メディアワークス文庫)
昨日は彼女も恋してた (メディアワークス文庫) (JUGEMレビュー »)
入間 人間
続編とあわせて読了。よくある恋愛小説かと思いきや、とんでもないどんでん返しでした。
RECENT COMMENT
RECENT TRACKBACK
MOBILE
qrcode
PR
 
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

- | | - | - | - | - |
★ゲームウォーズ 上・下 (アーネスト・クライン)
JUGEMテーマ:読書

時は2041年。全世界に巨大なネットシステム<オアシス>が張りめぐらされ、学校も仕事もあらゆることがネット上の<オアシス>の世界の中で完結するようになった近未来の地球で、ある日、<オアシス>開発者のジェームズ・ハリデーが死去したというニュースが流れるところから物語は始まる。
ハリデーは自身の開発した<オアシス>内に3つのイースターエッグを隠した。それを一番最初に見つけた者に、遺産の全てを譲るというのだ。
主人公のウェイド・ワッツはアメリカの小さな街に暮らす青年。成績も顔も並みで、両親はすでに亡くなり、叔母には邪険にされ、現実でも<オアシス>の中でも貧しくてパッとしない。
けれど彼には人とは違うところが一つだけあった。<オアシス>とハリデーのことを敬愛し、ハリデーのイースターエッグ探し(エッグ・ハント)に並々ならぬ情熱を注いでいたのだ。
彼のエッグ・ハントが成功する日は来るのか?――という物語。


今年「ピクセル」という映画が公開されたが、本作の雰囲気やメインターゲットになるだろう読者層は、「ピクセル」に非常に近い。
つまり1980年代に青春を過ごし、それもいわゆるリア充ではなく、オタクとしてゲーセンのインベーダーゲームや初期のアタリ製などのゲーム、映画、日本のアニメなどに熱中していた人たちに、本作は非常に刺さると思う。
ハリデーも、そして作者のアーネスト・クラインもまさにこの80年代を愛してやまない男で、作中いたるところ(エッグ・ハントにかかわる重要な場面からちょっとした日常のエピソードまで)に当時の映画の台詞やゲームの名場面が散りばめられ、作者と同世代の人ならニヤニヤが止まらないのでは。
でも決してその世代でなければ、ネタがわからなければつまらないという類の内輪向け小説ではない(そうでなければアメリカでこんなに売れて、映画化まで決定したわけがない)。
私は作者より下の世代で知らないネタが殆どだったけれど、ストーリーは問題なく楽しめたし、むしろ作者やハリデーや主人公の熱狂的なまでの80年代愛は心地いいくらいだった。

何より、仮想世界<オアシス>と現実との間で悩む物語は、SAO(『ソード・アート・オンライン』)などにとても近いものがあり、それだけで大変な親近感だった。
ネットゲームとかやる人なら主人公の気持ちはとても共感できるはず。

ストーリー展開はありきたりで、最後の結末も「こんなに引っ張っておいて結局それかよ!」という感じの作者の主張のようなものが入っていたが、この本の楽しみはそもそも結末を予想することではなく、その過程に一喜一憂したり共感しまくったりすることなのだと思う。
SFの括りに入る近未来モノだが、目新しいところは特にないので、普段あまりSFを読まない人でも戸惑わずにスッと入っていけるはず。ただネットとかゲームとか全く好きじゃない人には厳しいかも。
アメリカ版SAOというか、そんな感じの小説でした。
スポンサーサイト
- | 02:17 | - | - | - | - |
コメント
コメントする









 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://squab.jugem.jp/trackback/322
 

(C) 2019 ブログ JUGEM Some Rights Reserved.