―いねむり どくしょ―

毎日読んだ本の紹介と感想。気に入った本には★、とても気に入った本には★★をつけています。コメント・トラバはお気軽にどうぞ。
のんびり更新しております。
<< December 2019 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
 
PROFILE
RECOMMEND
レインツリーの国 (新潮文庫)
レインツリーの国 (新潮文庫) (JUGEMレビュー »)
有川 浩
読了。すっごく楽しいひとときでした。伸とひとみの会話に悶絶。近いうちに感想書きたいな。
RECOMMEND
わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)
わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫) (JUGEMレビュー »)
カズオ・イシグロ
読了。昨年読んだ中では一番よかった作品。時間を見つけて感想書きます。
RECOMMEND
図書館戦争  図書館戦争シリーズ(1) (角川文庫)
図書館戦争 図書館戦争シリーズ(1) (角川文庫) (JUGEMレビュー »)
有川 浩
読了。軽く読めて面白い。感想はちょっと時間かかるかも。
RECOMMEND
昨日は彼女も恋してた (メディアワークス文庫)
昨日は彼女も恋してた (メディアワークス文庫) (JUGEMレビュー »)
入間 人間
続編とあわせて読了。よくある恋愛小説かと思いきや、とんでもないどんでん返しでした。
RECENT COMMENT
RECENT TRACKBACK
MOBILE
qrcode
PR
 
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

- | | - | - | - | - |
クジラの彼 (有川浩)
有川 浩
角川書店(角川グループパブリッシング)
(2010-06-23)

JUGEMテーマ:読書
 「自衛隊ラブコメ」シリーズ第一弾となる短編集。
「自衛隊三部作」(『塩の街』・『空の中』・『海の底』)のうち、『空の中』と『海の底』のその後の短編も収録されています。
 
クジラの彼

潜水艦乗りの彼氏と、普通のOLをしている彼女の物語。『海の底』の番外編です。
『海の底』ではクールで計算ずくに見えた冬原が、彼女の前で見せる甘えた顔に、彼女の言動に動揺し翻弄される姿に、ニヤニヤが止まりませんでした。
あのちゃっかり者の冬原はどんな女の子を好きになるのだろうと思ったら、なるほど、言葉の感覚が決め手だったわけですね。
クジラは世界中の海を旅して、どこに潜っているかわからないけれど、
潜水艦をクジラと呼ぶ感覚も、クジラ乗りが陸に帰ってくる日を待つ恋愛も
どちらもとても素敵です。

ロールアウト

自衛隊の次世代輸送機開発をめぐる、トイレについての物語。
思いがけない設定ですが、なるほど飛行機乗りにとってトイレの快適さは重要なポイントではあるものの、設計時には軽視されがちな部分で、(この小説では)議論のネタになるわけです。
トイレに対する男女の感覚の差と、淡い恋愛模様とがうまいこと交差して、バランスの取れた小説です。

国防レンアイ

ちょっと気が強い女の子と、万年友達以上の微妙な関係を保っている同期の男の子。
自衛隊という特殊な環境が舞台ですが、内容はとてもありふれていて、生々しくて、共感しやすい短編でした。友達のコイバナを聞いているような、そんなノリの小説です。
最後の部分がぐっときます。特にいっとう最後の、伸下の台詞が。

有能な彼女

『海の底』の夏木と望の後日譚。結婚を切り出すまでの微妙な駆け引きがうまく描かれています。
真面目すぎるくらいにまっすぐな夏木の、温かで優しいまなざしと、
同じくらいまっすぐで強いけれど、ちゃんと女の子の望の想い。
ふたりの真剣なぶつかり合いは理想的すぎるくらいに完璧で、これ以上ない後日譚でした。

脱柵エレジー

駐屯地を夜中に抜け出して、恋人に会おうとする新隊員と、それを未然に防ごうとする先輩隊員。
けれど先輩隊員だって、かつては同じように悩み脱柵を試みたかもしれないわけで。
そんな二段構えの、青臭い短編です。
自分に酔い、相手に酔うだけの十代の恋愛と、青臭い記憶を乗り越えた先にある、少し大人の恋愛と。
たぶん誰もが同じような経験があるのではないかしら。少し痛いくらいの青春モノです。

ファイターパイロットの君

『空の中』の後日譚。おまけ小説という言葉が合いそうな、『空の中』の読者向けのごく短い物語です。
光稀と高巳は本当にいいカップルです。


全体を通して、少女漫画さながらの、女の子の夢がいっぱいつまったラブコメでした。
現実にはこんな台詞言ってくれる人はいないぞ! とつっこみつつも、
顔が緩みっ放し、悶絶しっ放しで、息も絶え絶えにあっという間に読み終えました。
読み終えて間違いなく幸せな気分になれる小説です。
スポンサーサイト
- | 02:59 | - | - | - | - |
コメント
コメントする









 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://squab.jugem.jp/trackback/313
 

(C) 2019 ブログ JUGEM Some Rights Reserved.