―いねむり どくしょ―

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人類は衰退しました7 (田中ロミオ)
JUGEMテーマ:読書
 「妖精さんたちの、ちいさながっこう」、「人類流の、さえたやりかた」の2本収録(プラス、いつもの活動報告)。

「〜がっこう」では、クスノキの里に私設学校が開校します。先生は持ち回り、生徒は3人。ところがこの3人は揃いも揃って悪ガキで、おまけに親はモンスターペアレント。
主人公の「わたし」は何とかまともに授業が行われるよう、奮闘しますが――というお話。

「〜さえたやりかた」では、「〜がっこう」とは一転、「わたし」は記憶喪失の状態で何者かに追われ続けます。妖精さん達の力は弱く、「わたし」は自分が何をしていたのかさっぱり思い出せません。
迫り来る追手に対処し、「わたし」は記憶を取り戻すことができるのでしょうか?


このシリーズ、いつもはほわほわした空気を楽しみつつのんびり読めるのですが、今回はなかなかにヘビーでした。読むのにちょいと時間がかかりました。

「がっこう」は、学力低下、学級崩壊、モンスターペアレントと、一筋縄ではいかない題材を取り扱ってるいます。
主人公の「わたし」も結構正面から問題に取り組むのです。
そのため、中編ではありますが読み応え充分でした。
いつものシリーズに漂うお気楽な空気を味わえたのは、全てのマイナス語がPTA推奨語に置き換わる部分と、妖精さんのゴキブリを捕まえに行く件ぐらいでしょうか。
PTA推奨語への置き換え、たとえば「悪口を言う」→「ユニークなおしゃべり」とか、「ビンタする」→「ほっぺに虫がとまっていた」など。
PTAへの配慮のためにわざわざ言い換えているのに、逆におちょくっているように聞こえる魔法の言葉です。
小説の中のネタ、冗談で済めばいいのですが、現実になりそうな気がして少し怖いのは私だけでしょうか……。

いつものように妖精さんが大活躍なお話かと思いきや、今作はあくまでも人間が主役でした。
読んでいて重く感じたのはそのせいもあるかもしれません。
良くも悪くも(気分転換に読むシリーズだと思っていたので)ヘビーな中編でした。


「さえたやりかた」もヘビーでしたが、重さの種類が違います。
いきなりの記憶喪失、謎の追手、という緊迫した状況を打開していくハードな中編です。
オチが冴えていて、さらに最後の活動報告も、オチにさらにオチをつけるような内容で、全て読み終えてから再読すると、見えなかった部分が見えてくる仕掛けです。
こちらも妖精さんはあくまで脇役です。


シリーズもいつの間にやら7まで続き、2012年夏にはアニメ化もされましたが
続きを楽しみにしています。
次回はもっと、いつものような脱力お気楽系だといいなあ。のんびりと息抜きに読みたいものです。
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