―いねむり どくしょ―

毎日読んだ本の紹介と感想。気に入った本には★、とても気に入った本には★★をつけています。コメント・トラバはお気軽にどうぞ。
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★1Q84 BOOK2 (村上春樹)
村上 春樹
新潮社
(2009-05-29)

JUGEMテーマ:読書
 文庫版にて前編・後編とも読了。BOOK2としてまとめて感想を。

物語はいよいよ核心へ。宗教集団「さきがけ」の抱える秘密。青豆の受けた密命。天吾と父親との邂逅。空気さなぎとは? リトル・ピープルとは?
互いを求め合う青豆と天吾は、二つの月が照らし出すこの新しい世界でどんな未来を迎えるのか――。


BOOK1よりもさらに圧倒的に、特に後編はぐいぐいと引きこまれて息つく間もなく読み終えてしまいました。
読み終わるまでとても苦しくて、本の世界と現実世界は違うとわかっているのに追いこまれてどうしようもない日々を過ごしました。
それだけ力のある文章でした。とても鬱々とした小説で、だからこそ自分の好みで、好んで苦しんだ一週間でした。
特にラスト! これ以上ない展開でした。これからどう続けるのか楽しみです。


BOOK1の感想を書いた時に、性描写の多さについて、必然であり作品性に合っている、と書きましたが、BOOK2では正直、だいぶ閉口しました。
必然の性描写は減り、いつものパターンか、と思わざるを得ない描写が増えたように感じます。
いったい作者の作品ではなぜいつも優柔不断気味の主人公(男性)が、複数の女性から求められ、何だかんだと理屈をつけて彼女たちと体の関係を持つのでしょう。
ライトノベルのお決まりのパターンのひとつに、優柔不断の主人公(男性)が、学園の複数の女生徒から好意を持たれ、ハーレムのような高校生活を送る、というものがあります。
1Q84はまるでライトノベルの主人公が成長して30歳になって、相変わらず優柔不断な毎日を送っているかのような、そんな小説に思えました。
しかもそんなシーンが圧倒的な文章力で描かれるのです。さすがにちょっと閉口してしまったわけです。
現実感がなさすぎるし、古いのではないかしら。

性描写についてもう一つ。青豆が鏡に向かって自分の裸体をチェックする場面が複数回ありますが、
その度に乳房のサイズについて不満を述べ、陰毛の生え方について考察するのはどうなのでしょう。
それは必要な描写なのでしょうか。7万2千1回も考えるようなことでしょうか。
同じような描写が続くことに少しうんざりした次第です。


難点を挙げてきましたが、娯楽小説としてはこの上なく面白いし、おすすめできる作品です。
村上春樹というネームバリューと、彼に与えられてきたとても大きな評価とを考えると、いまひとつかなと思います。
BOOK2では大きな謎が明かされ、物語は終盤へと向かいました。
でも、空気さなぎとは何か、リトル・ピープルとは何か、いちばん肝心なところがまだ見えてはこないのです。
BOOK3で全てが明らかになることを願っています。
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