―いねむり どくしょ―

毎日読んだ本の紹介と感想。気に入った本には★、とても気に入った本には★★をつけています。コメント・トラバはお気軽にどうぞ。
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★旅に出よう、滅びゆく世界の果てまで。 (萬屋直人)
JUGEMテーマ:読書
 「喪失症」――その新しい病にかかると、人は名前を、色彩を、影を失くし、やがて突如世界から消えてしまう。名刺や本、絵画など、自分の名の入ったものは何一つこの世に遺せない――。
そんな奇病が蔓延する世界で、少年と少女もまた喪失症にかかっていた。
名前を失くした彼らは、互いに「少年」「少女」と呼び合い、スーパーカブで北の島を旅している――世界の果てをめざして。


さて、もし現実にそんな病が蔓延したとしたら。自分が喪失症にかかってしまったとしたら。
残りの人生をどう生きましょう?
自堕落に生きる?少年少女のように旅に出る?やりたかったことにチャレンジする?それとも愛に生きる?

もしかすると、本書に登場する多くの人々の生き方が、ちょっとだけ参考になるのかもしれません。
少年少女が旅の途中で出会う、取締役と秘書、ボスとその仲間たち、姫と先生とじいちゃんたち……。
気づいたのは、本書に登場するひとたちには、誰一人として孤独な生き方を選ぶ者がいないということ。
たとえある日突然この世から消えてしまうとしても、いや、だからこそ、ひとは独りではいられないのかもしれません。
本質的には独りだとしても、消えるときはひとりだとしても、ね。

物語は淡々と進み、恋愛要素だとかコメディ的展開は薄いのだけれど、だからこそ少年と少女の絆の強さが感じられました。
このままシリーズになってもいけそうだけど、だからこそ一冊で終わりでいいのかもしれません。

たとえ自分の生きた痕跡を遺せないのだとしても。
名前も顔も曖昧な存在になってしまうとしても。
人生を精一杯生きることは素晴らしいし、その時ひとりではなく誰かがそばにいるともっといい。
そんなことを淡々と教えてくれる小説でした。
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わたしがおすすめするのが、フェリーの旅です。フェリーの旅をおすすめしたいのには理由があります。フェリーにのって、船にゆられて行く旅は電車や車とちがいものすごくロマンをかきたてられます。遠くから見える港の景色もまた別のところへ来たという旅行の雰囲気を倍
フェリーの旅 セピア色の港街 | 2011/03/05 4:06 PM
 

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