―いねむり どくしょ―

毎日読んだ本の紹介と感想。気に入った本には★、とても気に入った本には★★をつけています。コメント・トラバはお気軽にどうぞ。
のんびり更新しております。
<< December 2019 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
 
PROFILE
RECOMMEND
レインツリーの国 (新潮文庫)
レインツリーの国 (新潮文庫) (JUGEMレビュー »)
有川 浩
読了。すっごく楽しいひとときでした。伸とひとみの会話に悶絶。近いうちに感想書きたいな。
RECOMMEND
わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)
わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫) (JUGEMレビュー »)
カズオ・イシグロ
読了。昨年読んだ中では一番よかった作品。時間を見つけて感想書きます。
RECOMMEND
図書館戦争  図書館戦争シリーズ(1) (角川文庫)
図書館戦争 図書館戦争シリーズ(1) (角川文庫) (JUGEMレビュー »)
有川 浩
読了。軽く読めて面白い。感想はちょっと時間かかるかも。
RECOMMEND
昨日は彼女も恋してた (メディアワークス文庫)
昨日は彼女も恋してた (メディアワークス文庫) (JUGEMレビュー »)
入間 人間
続編とあわせて読了。よくある恋愛小説かと思いきや、とんでもないどんでん返しでした。
RECENT COMMENT
RECENT TRACKBACK
MOBILE
qrcode
PR
 
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

- | | - | - | - | - |
世界は密室でできている。 (舞城王太郎)
世界は密室でできている。―THE WORLD IS MADE OUT OF CLOSED ROOMS
世界は密室でできている。―THE WORLD IS MADE OUT OF CLOSED ROOMS


中学生の「僕」と友だちルンババが、密室殺人やら大量殺人やらに巻きこまれつつ大人になっていく青春物語。
デビュー作『煙か土か食い物』と同じく、ミステリーとは言い難いけれど体裁はミステリー、です。

『煙か土か食い物』では脇役にすぎなかった名探偵ルンババ12が、本作では主人公と同じくらい重要な登場人物に。
前作と同じ舞台・福井県西暁町をメインに、東京への修学旅行で出会った変わり者姉妹のツバキ・エノキも加わって、主人公たち4人は時に事件の当事者に、時に名探偵とその仲間役になりつつ成長していきます。



前作とは文体も内容もがらりと変わっていて驚きました。
前作は重い内容でしたが、今回は、内容はわりと重いのに軽妙な書き方で、その重さを感じませんでした。
題名どおり、主人公たちの出会う事件はことごとく密室モノで、そしてたぶん私たちのいるこの世界はそもそも密室なのです。


青春成長物語が軸であり、どの事件もさらりと描かれていて、犯人や周囲の人間の心理描写はそれほど多くありません。
なぜなら主人公にとって、事件はあくまでも人生の節目節目に訪れる、他人事だからです。
けれどルンババとその姉に関する事件だけは他人事ではなく自己に関わることで、だから主人公の思い入れが大いに伝わってきて、特に最後のシーンは読んでいてしみじみしてしまいました。
最後の部分には本当に同感です。


作者自身によるマンガ風挿絵と、時々理解が難しかった福井弁もいい味を出しています。
他の作品も読んでいきますよー。





∽―――――∽
◆世界は密室でできている。
◆舞城 王太郎
◆講談社文庫 2005年
スポンサーサイト
- | 12:17 | - | - | - | - |
コメント
コメントする









 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://squab.jugem.jp/trackback/188
「何とかと煙は高いところが好きと人は言うようだし父も母もルンババも僕に向かってそう言うのでどうやら僕は煙であるようだった。」―煙になれなかった「涼ちゃん」が死んで二年。十五歳になった「僕」と十四...
粋な提案 | 2010/11/08 11:28 AM
 

(C) 2019 ブログ JUGEM Some Rights Reserved.