―いねむり どくしょ―

毎日読んだ本の紹介と感想。気に入った本には★、とても気に入った本には★★をつけています。しばらく絵本のレビューが多めかも。
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★カレーライス(小西英子)

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きょうのごはんはカレーライス。

野菜やお肉を切って、鍋に入れて、カレールーとともにじっくり煮込めばできあがり。

ご飯と一緒にお皿に乗せて、さあいただきまーす!

 

 

子どもも大人も大好きなカレーライス。

できあがるまでの様子を、写実的なイラストと、短い言葉で端的に描きます。

じゃがいもやたまねぎが切られて小さくなった様子や、鍋の中の具材がしっかりと炒められて色が変わるところ、

だんだんと煮えてきてほっくり美味しそうなカレーライスになるところなど、

大人もよだれが出そうになる絵本です。

 

こういった食べ物や料理の絵本は2〜4歳向けのものが多い気がしますが、1歳頃からでもじゅうぶん楽しめます。

我が家の1歳児は「コトコト コトコト」「クツクツクツ」といった鍋が煮えていく音に大喜びして真似ていました。

 

できあがり、皿に盛られて大きく描かれたカレーライスは本当に美味しそうで、

次のページのサラダ、そして最後に水の入ったコップが出てくるところも本当にカレーライスを食べている気分になれます。

お腹が空いている時には要注意!ますますお腹が空くこと間違いなしです。

 

出版社のサイトは→こちら

作者の小西英子さんは食べ物の絵本を多く手掛ける方で、どの作品も写実的なタッチが実に食欲をそそります。

一冊読んでみて好きになったら、4冊セットの「おいしいものいっぱい絵本セット」を購入するのもいいかも。

贈り物にも喜ばれそうです。

★どんどこ ももんちゃん

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人気の「ももんちゃん」シリーズ、最初の1冊。公式サイトはこちら

 

桃のような頭をしたあかちゃん「ももんちゃん」。

どんどこどんどことどこまでも歩いていって、丸太の一本橋を渡り、坂を上ったり下ったり熊を倒したりと大冒険。

そうして最後におかあさんのところにたどり着く、という物語です。

 

 

「どんどこどんどこ」という繰り返しのフレーズが楽しく、1、2歳児はもちろん、まだ言葉を理解しない0歳の赤ちゃんに読み聞かせるのにもぴったりです。

我が家の1歳児はももんちゃんに倒された熊を指さして泣き、転んでしまったももんちゃんが涙を浮かべているのを指さしてまた泣き、といった具合に感情移入しまくりで、最後のおかあさんが登場するシーンではいつも嬉しそうに笑います。

 

こうした子どもの反応って、きっと月齢で少しずつ変わっていくものだと思うので、手元に長く置いて折に触れて読み返したいと思いました。

箱に入った3冊セットなどもありますので、出産祝いなどにもオススメです。

★おべんとうバス(真珠まりこ)

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保育園や児童館の定番絵本。

バス、食べ物、お返事と、1歳児が大好きなものが揃った一冊です。

 

真っ赤な「おべんとうバス」に、ハンバーグくんやエビフライちゃん、おにぎりさんたちなどの食材が

呼ばれた順に「はーい」「はい」とお返事をして乗り込んでいく。

そうして全員揃ったら、バスはおべんとう箱に早変わり。さあいただきます、という内容です。

 

 

ハンバーグくんやトマトちゃんたちがお返事をする度に、我が家の1歳児も「はい!」と手を挙げてお返事してくれました。

最後のページでは「いただきます」の台詞に合わせて手を合わせ、おべんとうを食べる真似をして大喜び。

絵本を読んだ後に、トマトやブロッコリー、ハンバーグなどをご飯に出すと、

ひとつひとつ手で掴んでは「はい!」とお返事してから食べていました。可愛いの極みです。

 

……と、こんな感じで、乗り物(バス)や食べ物が大好きな子にはきっと喜ばれる絵本だと思います。

食べ物の名前を覚えられるのも嬉しいですね。

お返事ができるようになる頃、0歳後半〜2歳ぐらい向けかと思います。厚手の紙を使った絵本で、表紙もしっかりしていますので、絵本をかじったり破ってしまうタイプの子でも安心です。

★おとうさん あそぼう(渡辺茂男)

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福音館書店のくまくんの絵本シリーズ。公式サイトはこちら

 

くまくんがおとうさんと体を使った遊びを楽しむ絵本です。

登場する遊びは、おんぶ、肩車、電車ごっこ、飛行機など定番のものばかり。

大友康夫さんの絵があたたかでわかりやすく、絵本を見ながら実際にやってみるのも楽しい一冊です。

 

 

絵本のタイトルから察するに、お父さんが子どもと遊ぶ時の参考に……という趣旨の絵本ではないかと思うのですが、

我が家はほぼ毎日ワンオペで父親不在のため、『おかあさん あそぼう』という感じで読み聞かせました。

 

子どもと遊ぶ時って、何して遊べばいいのかわからず困ることはありませんか?

遊びがマンネリ化してしまい時間を持て余してしまった時にこの絵本に出会い、

絵本のページをめくりながら、おんぶ、たかいたかい、おうまさんごっこ……と子どもと一緒に遊んだところ、めちゃくちゃ喜ばれました。

遊びのレパートリーを増やしたい時にもぴったりの絵本だと思います。登場するのは定番の遊び方ばかりですが、自分では思いつかないこともあると思うので。

 

 

そういうわけで我が家ではとっても評判の良い絵本なのですが、難点がひとつ。

仕事を終えた後などに「読んで(そして同じ遊びをしよう)」とこの絵本を持って来られると、体を使った遊びばかりなのでとっても疲れます(笑)

自分に元気がある休日などに、ぜひ。

 

いただきまあす(渡辺茂男)

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福音館書店のくまくんの絵本シリーズ。→公式サイトはこちら

 

くまくんがひとりでごはんを食べようとしますが、あれあれあれ? 全然食べられません。

スープ、パン、ジャム、パスタ……どれもこれもこぼしてしまうし、フォークはお顔に刺さってしまいます。

くまくんはまだスプーンとフォークがうまく使えないのです。

 

困ったくまくんは考えました。

「てでたべようっと!」

そうして自分なりの方法でごはんを全部食べる……というお話です。

 

 

 

お行儀という観点から考えると、スプーンやフォークを使わずに手づかみでご飯をたべるなんて……という感じですし、

結果、絵本の中でも食べこぼしでぐちゃぐちゃのテーブルが出てくるし、ため息をつきたくなる絵本です。

でもこれはたぶん、お行儀を教える絵本ではないのです。

 

1歳前後の幼児って、くまくんと同じでまだスプーンやフォークをうまく使えないし、使えたとしてもなぜか手で食べたがったりするし、

もちろんテーブルも床も食べこぼしでぐちゃぐちゃになるし、でもまだ叱ってわかる年齢ではない……。

まさにくまくんと同じ状況だと思います。少なくともうちはそうでした。

 

親から見るとため息をつきたくなりますが、このくまくんと自分が重なって見えて、子どもにとっては親しみ深い絵本になるのではと思います。

登場する食べ物もスープやパン、ジャム、パスタ、サラダと日常的に1歳児が知っていそうなものばかりです。

 

 

それにしても最後のページのくまくん、頭にコップが乗っているし、くまくん自身もテーブルに座ってごちそうさましているし、

これを現実でやられたらと考えるだけでぞっとしますね(笑)

絵本だからこそかわいいと思える感じでした。

りんご(松野正子)

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赤いりんご、きいろいりんご、ピンクのりんご。

最初に3種類のりんごが登場し、その後、りんごを切ってみんな(お母さん、おにいちゃん、赤ちゃん)で食べるという内容の絵本です。

皮をむき、切り分け、芯を取り、お皿いっぱいに盛り付ける。

一つひとつの工程が丁寧に描かれ、「ああ おいしい」の台詞で物語は幕を閉じます。

 

 

色鉛筆で描かれたやさしいタッチのりんごたち。

赤、黄色、ピンクといった色や「まるい」といった形に関する表現が出てくるので、色や形を認識しはじめる頃からおすすめです(1歳前後かな?)。

 

我が家ではりんごの皮をむいたり切り分けたりするところを実際に見せつつ、絵本を読みました。

りんごを見せた瞬間からすごい食いつきで、どこまで理解できたかはわかりませんが、楽しい時間を過ごせました。

絵本に登場するものを実際に見たり触ったりできるのは大人でも嬉しいものです。

(ただし手と絵本が汚れるので、図書館で借りる場合にはおすすめできません。)

 

 

絵のタッチが少し古めかしい印象を受けたので奥付を見たら、初版は1984年! もう30年以上も前からある本でした。

今までどんなにたくさんの子どもたちに親しまれてきたのでしょう。

長く読み継がれているということは、個人的には絵本を選ぶ時には大きなポイントになるので(ハズレが少ないので)、なるほどたしかに読みやすいし親しみやすい絵本だと納得しました。

 

もう少し大きくなって、自分で(大人のサポートを受けつつ)りんごを切ったりできるようになった頃、また読み返してみたい一冊です。

あー・あー(三浦太郎)
三浦 太郎
童心社
(2013-12-10)
コメント:『あ・あ』に続く第2弾。

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同じ作者の『あ・あ』に続くちょっと不思議な赤ちゃん絵本、第2弾。

 

前作は「て・て」(お手手)、「み・み」(お耳)といった2文字の言葉が集められていましたが、

今回は表題のように、伸ばし棒の入った言葉ばかりが収録されています。

たとえば牛さんのイラストに「もー・もー」、やぎさんのイラストに「めー・めー」。

 

 

どこかで聞きかじった知識ですが、赤ちゃんは繰り返しの言葉が好きなのだとか。

なので、たとえば牛は「う・し」ではなく「もー・もー」になるのも納得です。「う・し・う・し」よりも言いやすいですしね。

 

 

これまた聞きかじっただけの知識ですが、赤ちゃんが言葉を覚える時は、物の名前と一緒に特徴も教えてあげるとわかりやすいのだそうです。

たとえば牛なら「もー・もー」と鳴くことや、体が白と黒のまだら模様であること、実物は結構大きいこととか、牛乳やお肉になることとか(これはちょっと早いかしら?)、いろいろセットでお話できそうです。

ページ数の多い絵本ではないですが、そんな風にして読むと結構時間をかけて色々赤ちゃんとお話できそうです。

 

 

……とはいえ、すぐ飽きちゃったりするので(うちの子だけ?)、興味がありそうなページだけ一緒にお話しながら眺めたり、

時には内容なんて関係なくひたすらページをめくりたがるのに付き合ったり、

たぶん読み方に決まりなんかなくて自由でいいんだとも思います。

 

 

「じー・じー」や「にー・にー」も登場するので、お兄ちゃんがいるご家庭や、祖父母からお孫さんへのプレゼントにもいいかも。

前作『あ・あ』とセットでぜひ。

★くっついた(三浦太郎)
三浦 太郎
こぐま社
(2005-08-01)
コメント:言葉のわからない赤ちゃんでもきっと喜ぶ定番絵本。

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アヒルさんもゾウさんもおさるさんも、みんなみーんな、くちばしやお鼻やおててで「くっついた」!

最後にはおかあさんやおとうさんと「わたし」もくっつきます。

いろいろな「くっついた」を楽しむ絵本です。

 

 

児童館や支援センター、図書館などでの読み聞かせに使われることも多いのでは。

わかりやすい絵と短くてリズムの良い文章が心地よく、生後数か月の赤ちゃんから幼児までみんなで楽しめる絵本です。

 

あとがきによると、作者自身が赤ちゃんと「くっついた」時の経験が元で生まれた絵本だとか。

この作者さんはご自身の体験をもとに絵本を描かれることが多く、あとがきでその様子も簡単にまとめられているので、とても親近感がわきます。

 

 

我が家では「くっついた」の時に頬をくっつけてみせると大喜びしていました。

そのうちに「くっついた」の意味がわかってきて、本を見るだけで嬉しそうに笑うようになりました。

 

読んでいて楽しいし、子どもの成長に合わせて反応の変化もみられて良いことだらけなのですが、

ボード紙ではなく普通の紙の絵本なので、赤ちゃんによっては破ったり齧ったりしてしまう可能性があります。

読み聞かせる時だけ本棚の高いところから取り出すのもひとつの方法かもしれません。

それを除けば、とってもオススメ。

すごいね じょうずだね (大川久乃)

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福音館書店から出版されている「こどものとも0.1.2」2016年10月号。

Amazonでは見つからなかったので、福音館書店のリンクを貼っておきます→ すごいね じょうずだね

 

 

おさるさん、ゾウさん、うさぎくん、アシカさん。

たくさんの動物が順番に登場し、それぞれ得意なことをやってみせます。

 

たとえばゾウさんは長いお鼻でお水をじょうずに背中にかけるし、

うさぎくんはお花畑の上をじょうずにぴょーんと飛び越えてみせる。

そんな場面が見開き2ページを使って大きく描かれ、「すごいね じょうずだね」となるというお話です。

 

 

大きく描かれた動物のイラストに、何度も繰り返される「すごいね じょうずだね」。

0歳の赤ちゃんはもちろんゾウさんもおさるさんもまだよく知らないわけですが、それでも赤ちゃんなりに何かを感じ取ったり、学んだりしていたら嬉しいです。

 

※以下、ネタバレを含みます。

 

 

 

我が家の場合、この絵本を読んだのはちょうど子どもが歩きはじめた頃でした。

正直なところ、お話をどこまで理解したのかは不明ですが(途中で飽きてしまうこともありました)、最後のページでこうちゃんが歩くところだけはいつも熱心に眺めていました。

きっと自分と同じだと思ったのではないかな。

 

 

私もそうですが、「すごいね じょうずだね」という言葉は親が子どもによく語りかける言葉だと思います。

よく聞くフレーズが絵本の中にも登場する!

その効果って、もしかすると結構大きいんじゃないかな、と思います。言葉を覚えていくひとつのきっかけになったら嬉しいです。

絵本って本当はそういう効果を求めるものではないとは知りつつ。

 

動き出すようになり、「すごいね じょうすだね」と親がしょっちゅう言うようになる頃から特におすすめです。

あ・あ (三浦太郎)
三浦 太郎
童心社
(2013-12-10)
コメント:わかりやすくてあたたかい絵と、ちょっと不思議な2文字の単語が並ぶ、まだ言葉を話せない赤ちゃんの世界の絵本。

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『くっついた』などの名作で知られる作者の、ちょっと不思議な絵本。

 

赤ちゃんのお喋りは「あうー」「まんまんまー」といった喃語を話すところから始まり(意外にも「ばぶー」とはあまり言わないんですよね)、

やがて子音がひととおりうまく発音できるようになると、宇宙語のような、何を言っているのかわからない謎の言語へと変化します。

その後少しずつ大人にも聞き取れる母語を話すようになるのですが、この『あ・あ』という絵本は、まさに喃語から宇宙語、そして母語へとお喋りが上手になっていく過程を描いた絵本です。

 

各ページには、表紙と同じようなほっこりと可愛らしくて優しいタッチの大きなイラストと、ひらがな2文字が並びます。

たとえばお手手のイラストに添えられているのは、「て・て」の2文字。

お耳のイラストに添えられているのは、「み・み」の2文字。

 

これだけなら、なあんだ日本語じゃんという感じですが、靴のイラストに添えられているのは「く・く」。

まだ「く・つ」と上手に発音できないんですね。

さらに幼児語や、なぜこのイラストでその文字? と思うものもありました。

作者の解説によると、どうやら娘さんがあかちゃんだった頃にお喋りしていた言葉を書き出して作った絵本なのだそうです。

だから意味のわかる言葉も、その前の何語なのかよくわからない謎の言葉も交じっているのですね。面白い。

 

 

言葉を理解しはじめたくらいの赤ちゃんと読むのにぴったりだと思いました。

まだお喋りはできない、または上手ではない頃に、イラストを見ながら「これは手だよ」「耳だよ」と教えるのもいいし、

逆にイラストを頼りに赤ちゃん言葉の不思議な世界を自分なりに通訳してみるのも面白そう。

赤ちゃんの喃語・宇宙語はその子によって違うらしいので、この絵本を読めば赤ちゃん言葉の意味が絶対わかる! とまでは言えませんが、

なにか手掛かりになるかも……と思うとわくわくしませんか。

 

『あー・あー』という続編も出ていますので、ぜひ2冊セットでどうぞ。

 

それにしてもたった2文字の言葉を丹念に集めたというところがとてもいいですね。

絵本作家ではありませんが、私も今だけしか聞くことのできない赤ちゃん言葉をメモしておきたいなあと思いました。

何年か、何十年か経って見返した時にきっと懐かしくなると思うから。

写真だけでは残らない言葉の世界、丹念に記録しておきたいものです。

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