―いねむり どくしょ―

毎日読んだ本の紹介と感想。気に入った本には★、とても気に入った本には★★をつけています。コメント・トラバはお気軽にどうぞ。
のんびり更新しております。
<< December 2019 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
 
PROFILE
RECOMMEND
レインツリーの国 (新潮文庫)
レインツリーの国 (新潮文庫) (JUGEMレビュー »)
有川 浩
読了。すっごく楽しいひとときでした。伸とひとみの会話に悶絶。近いうちに感想書きたいな。
RECOMMEND
わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)
わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫) (JUGEMレビュー »)
カズオ・イシグロ
読了。昨年読んだ中では一番よかった作品。時間を見つけて感想書きます。
RECOMMEND
図書館戦争  図書館戦争シリーズ(1) (角川文庫)
図書館戦争 図書館戦争シリーズ(1) (角川文庫) (JUGEMレビュー »)
有川 浩
読了。軽く読めて面白い。感想はちょっと時間かかるかも。
RECOMMEND
昨日は彼女も恋してた (メディアワークス文庫)
昨日は彼女も恋してた (メディアワークス文庫) (JUGEMレビュー »)
入間 人間
続編とあわせて読了。よくある恋愛小説かと思いきや、とんでもないどんでん返しでした。
RECENT COMMENT
RECENT TRACKBACK
MOBILE
qrcode
PR
 
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

- | | - | - | - | - |
ふたりはきょうも (アーノルド・ローベル)
がまくんとかえるくんの本、4作目。
日本語版のほうを読みました。

5つの短いお話で構成されています。

まずは最初のお話、「あした」
このお話の中のがまくんは、何でもかんでも「あしたやるよ」と言って何もしないタイプ。
自分と同じタイプなので、読みながら大変心が苦しかったです。
がまくんのようにそれでも友達でいてくれる相手がいれば良いのですが、現実はお話とは違い、難しいものですね。


「ぼうし」
がまくんの誕生日にかえるくんが贈ったぼうし。でもそのぼうしは少し大きすぎて、がまくんはうまくかぶることができません。
ここまでは現実にもままある展開。でも、その後が現実にはあまりないかもしれなくて、素敵なお話に仕上がっています。
かえるくんのがまくんを思い遣る気持ちと、がまくんのかえるくんを大切に思う気持ち。
こんな風に思い遣ることって大切なのに、実は結構難しいものです。


大人が読んでも十二分に面白いです。
子どもなら幼稚園ぐらいから読み聞かせられるかも。
小さいときに大好きだったシリーズで、今回読み直してもやっぱりいいなぁと思いました。
何回読んでも楽しめるという意味で、大人向けなくらいなのかもしれません。
きっといつか子どもが生まれたら、自分が読み聞かせてもらったように、子どもにも読んで聞かせるのだろうと思います。





∽―――――∽
◆ふたりはきょうも
◆アーノルド・ローベル
◆文化出版局 ミセスこどもの本  1980年
ぐりとぐらのおきゃくさま(中川李枝子 山脇百合子)
子どもの頃に大好きだった「ぐりとぐら」シリーズ。
でもこの本ははじめて読みました。


あらすじ。
森の中で遊んでいたぐりとぐらは、大きな足あとを見つけます。
足あとを追ってたどり着いたのは、自分たちの家。
部屋の中には、大きなコートやえりまきや手袋などがかかっていました。
さて、このお客様の正体は――?



今読むと、途中でお客様の正体に気付いてしまいましたが、もし私が小さな子どもだったら気付けなかったかもしれません。
ぐりとぐらといっしょになって、「誰だろうねぇ」「へんだねぇ」なんて言いながら読み聞かせするときっと楽しいと思います。

幼児から小学生ぐらいまで、ずっと読める楽しいシリーズ。
いつか私がお母さんになったら、是非子どもと一緒にまた読みたいです。





∽―――――∽
◆ぐりとぐらのおきゃくさま
◆なかがわ りえこ/文  やまわき ゆりこ/絵
◆福音館書店
100万回生きたねこ (佐野洋子)
名作とされている絵本なので、知っている方も多いのでは?
久しぶりに、病院の待合室で読みました。


あらすじ。
100万回死んで、100万回生き返った猫のお話。
猫は世界のことなんか大嫌いでした。だから何度でも生き返りました。
でも100万回目に生き返った時に、自分のことをすきになり、さらに自分以外で初めて愛せる対象をみつけます。
そんなお話。



小さな頃に何度も繰り返して読みましたが、結局大して印象に残りませんでした。
きっと、物語の意味を全然わかっていなかったんだと思います。
でも今日久しぶりに読んでみて、はじめていいお話だと思えました。
だから私にとっては、ちょっと大人向けの本です。


世界を愛するのも、自分を愛するのも、難しいこと。
そんな風に考えている(あるいは、いた)ひとたちに、読んでほしいなぁと思いました。
この本に書かれていることは理想論かもしれませんが、それでも、ひとときの憩いを得られますよ。
私にはそんな風に思えました。





∽―――――∽
◆100万回生きたねこ
◆佐野 洋子
◆講談社  1977年
★おでかけのまえに(筒井頼子 林明子)
幼児の頃に読み聞かせてもらっていた、大好きな絵本の中の一冊。
まだ絶版になっていないのですね。病院の待合室で見つけて嬉しくなりました。
対象年齢は2〜3歳ぐらいのようです。


あらすじ。
今日はおとうさんとおかあさんとぴくにっくに行く日。
あやこは朝から待ちきれなくて、おとうさんやおかあさんのお手伝いをしますが、失敗ばかりで・・・。



子どもの頃って家族とのおでかけがとても楽しみでした。
あやこちゃんの、家族を手伝いたい気持ち、小さかった頃も今もよくわかります。
加えて今読み返してみると、小さかった頃には考え付かなかったおとうさんおかあさんの気持ちについても考えることが出来ます。これって成長の証かな?

小さくてまだ文字も読めなかった頃は、読み聞かせてもらうのに合わせて絵をじっとながめていたものでした。
それだけでも充分楽しいのです。だってあやこちゃんの行動とか気持ちとか、ちゃんと伝わってくる暖かい絵柄なんですもの。
ページごとにくるくる変わるあやこちゃんの動きに、「あれ?」って思ったり、「あーあ」ってがっかりしたりできて、だからこの絵本をとても好きだったんだろうなと思います。


おかあさんも子どもも一緒に楽しめる一冊。
文は全てひらがなですので、幼稚園ぐらいの子なら自分で読めるかもしれません。
オススメ。





∽―――――∽
◆おでかけのまえに
◆筒井頼子/文  林明子/絵
◆福音館書店  1981年
絵のない絵本 (アンデルセン)
絵のない絵本
絵のない絵本

分類に迷いましたが一応絵本のカテゴリに。


題名どおり、挿絵は一切ありません。
なのにこの本のことを思い出す時はいつも、街の小さな小路にいる女の子をそっと見つめている月の様子とか、ルーブル宮殿で泣くお婆さんを見守る月の様子とか、
本の中の光景がきちんとした絵で思い出されるのです。
本当に、絵のない「絵本」、なのですね。


1、2ページしかない短編が33あります。
起承転結のあるストーリーだったり、絵画のような風景を描写していたり、内容は様々です。
フランス革命やロスチャイルド家の人々についてなど、歴史にまつわる物語もいくつかありました。



想像するのってこんなに楽しいことだったのか、と改めて感じました。
各話の場面を油絵か何かに自分で描いてみたいものです。
そうやって色々な人の想像した風景を絵にして、「絵のない絵本」展を開いたら面白いんじゃないかな。





∽―――――∽
◆絵のない絵本
◆アンデルセン/作  矢崎源九郎/訳
◆新潮文庫 2004年
SWEETEE (ミー・イシイ)
「第4回ワールドデンタルショー2002」出品作品。絵本です。
Amazonで検索したのだけれど見つからないので、もしかしたら歯科医院にしか置かれていないのかも。



黒のアウトラインに、はっきりした色使いの絵が独特。
どんな絵かうまく伝えられないのが残念ですが、参考までに→著者のホームページ

甘いものが大好きなスウィーティーが、美味しいものをたくさん食べるお話です。
大きな事件が起きるわけではなく、スウィーティーが美味しいものを食べ、寝る時間になりました、といった感じ。
スウィーティーは、とにかく子どもの大好きな甘いものばかり食べます。あめ、ガム、ソーダなどなど。
好きなものをたくさん食べて幸せいっぱいな様子がよく伝わってきて、読んでいるこちらまで幸せな気分になりました。


文章はとても短いのですが、日本語の下に英文もついていて、はじめは海外の絵本かと思いました。
こなれた訳になっていて、絵の雰囲気とあいまってとてもいい感じです。



食べたら歯をみがこうね、というのがこの絵本の趣旨のようですが、歯磨きしているイラストこそあれ、虫歯やそれに伴う痛みといったマイナス面については一切描かれていません。その視点が新鮮でした。
この楽しい絵本を読んで、好きなものをたくさん食べ、歯磨きをする習慣が身につくといいですね。





∽―――――∽
◆SWEETEE "MY SWEET HOME"
◆ミー・イシイ/著
◆医療法人社団政見会 ドクトルなかがわ 2002年
ちいさなちいさなおばあちゃん (エルサ=ベスコフ)
ちいさなちいさなおばあちゃん
ちいさなちいさなおばあちゃん
エルサ ベスコフ, Elsa Beskow, いしい としこ


ペン画の素敵な絵本。
文字も少ないので、小さな子でも自分で読めるかな?


あらすじを書く程の流れのあるお話ではないです。ちょっとしたお話。
でも、ちいさなちいさなお家で、ちいさなちいさな家具やちいさなちいさな牝牛と暮らすおばあちゃんの、生活ぶりというか生き様が伝わってきました。
「ちいさなちいさな」という言葉の繰り返しが効果的に用いられています。


絵にも工夫が凝らされていて。
ページごとに丸い枠の中に文と絵とが収まっているのですが、その枠が、木の枝だったりねずみだったり、変化に富んでいるのです。
植物の葉に顔が描いてあったり、肖像画の表情が場面によって違ったり、
小さな部分まで楽しめて、ちっとも飽きませんでした。





∽―――――∽
◆ちいさなちいさなおばあちゃん
◆エルサ ベスコフ/著  いしい としこ/翻訳
◆偕成社
クラリとティン 銑 (野村辰寿)
クラリとティン
クラリとティン
野村 辰寿


可愛らしい絵本。全3巻で、未完のまま絶版とか??
病院の待合室で3巻とも読んだのですが、どこにも定価が書いていなかったので、気になって調べてみました。
ウィキペディアによれば、もとは薬の販促用に生まれたそうで。
でも薬とは全く関係の無い内容でした。
ほんとに可愛いいふつうの絵本です。


ライオンのクラリと、雛のティンが旅をするお話。
ふたりとも孤独です。クラリは友達がいないし、ティンは親が見つからないし。
でも、どの巻でもふたりは一緒に楽しく旅をしています。
こころがあったかくなりました。

絵もまた可愛いのです。
公式サイトをみればどんな絵柄かわかるかも。
色鉛筆のやさしいタッチで、明るい色を中心にした色使いが素敵。
絵柄も構成も、漫画に近いものがあります。コマ割っぽい構成のページとかあるし。

短くて、誰でも気軽に読める絵本。
小さなお子様から大人まで、病院の待ち時間が楽しくなることうけあいです。





∽―――――∽
◆クラリとティン 銑
◆野村 辰寿
◆ROBOT出版
いそがしいっていわないで (カール ノラック)
いそがしいっていわないで
いそがしいっていわないで
カール ノラック, Carl Norac, Claude K. Dubois, 河野 万里子, クロード・K. デュボワ


ハムスターのロラちゃんシリーズの中の一作。

今日はロラちゃん一家がお引越しをする日。朝からパパもママも大忙しで、ロラちゃんはちっともかまってもらえません。
「だっこしてほしいのに」
寂しくなったロラちゃん。でも彼女は、疲れているパパやママをやさしい気持ちにさせる魔法を知っていたのです。
そんなお話。



絵がとても可愛らしくて素敵。
ロラちゃんの、わくわくしたり、寂しかったり、そんな気持ちがすごく伝わってくるのです。特に目のあたりから。
小さな子ども向けの絵本ではありますが、親の立場から読むと、ちょっと胸がどきりとするかも。
子どもの気持ちが丁寧に描写されていて、どちらかというと私個人はまだ親よりも子どもの立場なので、ロラちゃん側に共感してしまいました。






∽―――――∽
◆いそがしいっていわないで
◆カール ノラック/著   クロード・K. デュボワ/絵
 河野 万里子/訳
◆ほるぷ出版 2002年
クレヨン王国 幾山河を越えて (福永令三)
いやはやいやはや。
一連のクレヨン王国月のたまごシリーズに連なる作品。
おなじみ三郎、まゆみ、ストンストンにアラエッサがそろって出演。

*……シリーズを未読の方*
この本から読み始めることは 絶 対 に お勧めしません。
たくさんのネタばれがあるからです。それに、たぶんこの本から読んでも、登場人物や用語の説明が一切ないので、わけがわからないのではないかと。
『クレヨン王国月のたまご』なる本が出ていますので、そちらを先にどうぞ〜。



あとがきに、作者の衝撃的な一言が書いてあったのですが……。
まあ、「月のたまご」シリーズも長く続いていますからね……。何にせよ、幼児の頃から読み続けている本なんて、他にありませんし。
こうしてまだ最新作が読めるって幸せなことだと思うのです。


さてさて、三郎・まゆみ夫妻がクレヨン王国に帰ってくるところから話ははじまります。
もちろんその準備やら何やらで、ぶたのストンストンとにわとりのアラエッサがすったもんだの大騒ぎを繰り広げて。
アラエッサ所有の六地蔵がストーリーに絡んできたり、その六地蔵をめぐって欲深い思惑を持つ者がいたりして。
どうやら一筋縄ではいかなさそうな雰囲気たっぷりです。
この先どんな事件が起こるのか、続刊が待ち遠しいものです。


まゆみの詩が多数載っているのですが、それがまた胸にくるのです。
「月のたまご」の後、こちらの世界に戻ってからのことは何も書かれていませんが、詩の言葉のあちこちから、悩んだり、苦しかったりしたんだろうと推測してしまって、胸がぎゅっとなりました。
三郎との会話も、愛にあふれていて良いですね。


読む人が幸せな気持ちになれるシリーズ。
これからも繰り返し読み続けたいです。





∽―――――∽
◆クレヨン王国幾山河を越えて
◆福永令三
◆講談社 青い鳥文庫
(2004.08.23)

(C) 2019 ブログ JUGEM Some Rights Reserved.